とどのつまり

そういうことらしい

弱った

身体が弱った状態で、この寒空の下バイクなんかで移動してみる。

すると、どこまでも広がりゆく空の中を飛ぶ鳥の様に自分を錯覚してしまうほど、爽やかな気分になった。

そして、電車の中でも目の前の風景と話し声や電車の駆動音に耳を傾ける。不思議だ。日常を過ごしている人間は美しい。

僕ら現代人はスマホやイヤホンでそれに蓋をしてしまうが、それも無理はない。スマートフォンは知りたい情報をピンポイントで探ったりして、J-ポップ的に楽しめる物だが、僕が見ているこれは完全にこちらの想いに身を委ねている。

これは具体的なものを好む人たちが大半を占める現代日本人にはむずかしいかもしれない。

この様な景色はこちらの解釈に寄り添い、確かな生のエネルギーを感じさせてくれる。

 

毎日は、日常の展覧会だ