とどのつまり

そういうことらしい

ザーザー、ボトボト

 

明日はきっとガンガン晴れる

春がそーーっと姿をくらます

夏が俺らを半袖にさせていく

気がつけば七分丈を着ている

枯葉が冬の足音を増幅させる

鏡を見たらシワが増えている

孫にヒゲが生えるようになる

ニッコリと笑ってガンで死ぬ

 

 

10年前にじいちゃんと食った、とても綺麗で透明なスープに浸ったラーメンを覚えているから、年老いて死ぬことに屈託のない希望を抱き続けられるんだろうな

 

だから、生きてるうちに起きることは全部良いことなのかもしれない

渦中にいるときはつらいけどさ

怒られても、フラれても、物をなくしても、だいじょうぶ。きみもぼくも。たまにいっしょに生きよう