とどのつまり

そういうことらしい

月が太陽を追いやり

太陽も同じく月を追いやる事で僕たちは二つの世界を旅している。

昼はあんなに元気そうだった木々や家も途端にしおらしくなる。

本来であれば人間もしおらしく大人しくなるのであるが、月を大量生産しそれを街灯やら電柱やらと名前をつけて、二つの世界を客観視できる余裕を身に付けた。みんなそのことに気づいてる?

だから俺は夜にほぼほぼ毎日出歩き、したり顔で街の様子を見に行く。

すると、全ての不安は感情操作や嘘笑いで出来てる事に気付き、気持ちが楽になって眠れるんだよね。

俺ら案外すげー時代に生まれてるぜ